2011年8月5日金曜日

松田直樹と「小川の辺」

元サッカー日本代表の松田直樹選手が亡くなった。
34歳という若さ。
日本のサッカーの発展に大きく寄与をした人物。
そしてこれからも日本のサッカーのために欠かせない人物でした。

急性心筋梗塞という病気でしたが彼は病に易々と屈しなかったと思う。
意識不明のまま3日間がんばり、
その間に多くの人たちとの別れを告げる時間を作ってくれた。
さすが最高のディフェンダー、松田選手!
でも本当に残念。
これからも大きな活躍をする人が亡くなると本当に悲しいです。
自分が好きなスポーツなら尚更ですね。

はい映画。
「小川の辺」
藤沢周平原作の時代劇。
東山紀之の侍姿がなかなかいい。
庄内の豊かな風景にゆっくりしたテンポで物語が進んでいく。
この辺、最近の映画にはないテンポ感。
人物描写や関係性も淡く綴られる。
藤沢周平の時代劇は刀の一振りに意味がこめられる。
その一振りに切る方、切られる方それぞれの物語を感じる。
終盤、東山演じる主役が妹に叫ぶシーンが印象的。
個性派揃いの役者陣が抑えめに演技しているのがいいなと。
映画館を出て、「武士道とは死ぬことと・・・」って一節がなんとなくよぎった。