2013年8月29日木曜日

秋か?と「パシフィック・リム」

私の嫌いな熱帯夜の日々が終わろうとしている。
いつぞやの最低気温31℃なんて悪夢のようだった。
熱帯夜の気温25℃と24℃ではたった一度の違いだけど体感温度はかなり違います。
涼しく寝やすくなったけどこれで体調崩さないようにしないとね。

今週末、31日は秋田の大森山動物園のイベントで演奏予定。
大森山動物公園40周年記念「森と動物の音楽祭」
ちょっと調べたら今日の秋田の最高気温は25℃前後、最低は18℃。
長袖だな。

最近、ロングトーンの練習を生徒さんたちといつもやっているせいか
なんとなく少し自分の音色に変化が出て来たような気がする。気のせいかもだけど。
でも一緒にロングトーンやっている生徒さんたちの音色は明らかに変わって来た。
けっこうハッピーです。

はい映画。
「パシフィック・リム」
ハリウッド発、大怪獣対巨大ロボット地球を救え3DSFアクション映画。
なんだかワカランけど。
好みがはっきり分かれると思う映画。
ツッコミ所は多いのかもしれないけど気にならない。
私はこの映画大好きです。

制作者の怪獣モノへの愛、戦う巨大ロボットへの愛が強く感じられる。
かつてのウルトラQシリーズやガメラの敵だった怪獣たちの面影がある。
巨大ロボットへはその操作する人間の装備品や操作方、怪獣への攻撃法などに
懐かしさだけではなく意外なアイディアもあって楽しめました。

人間ドラマももちろんあるんだけど、せいぜい一人だけに深く焦点を当てて
他の登場人物にはそれぞれあまり深く掘り下げていないのがいい。
その一人が菊地凛子のけっこうオイシい役どころ。

物語の細部にこだわっているとこの映画は楽しめないかもなあ。
地球を守るために巨大ロボットを操作して怪獣たちと戦う映画です。そこを楽しむのかな。
たくましい戦闘員たちがメインだけど、
研究者たちのクレージーっぷりも対照的でいいなと。
ちょっとインデペンデンス・デイを彷彿とさせるところもあっておもしろい。

戦闘シーンの動きが速すぎてちょっと観づらいけど迫力満点。
なぜこんな映画が日本でできないのか残念。
芦田愛菜ちゃん、印象的です。

マニアも出てきそうな最高のB級映画。DVDでも観たい。映画館ならぜひ3Dで。

2013年8月10日土曜日

リーダーバンドは楽じゃないよと「風立ちぬ」

今月1日にあった、OSO(オルケストラ サンバドール オリエンチ)
のライブはすごく楽しかったです。
リハーサルも含め、ライブまでの過程でちょっと苦労したしねー。
何よりお客様に大勢お越しいただいたのは励みになるなあ。

普段、自分がリーダーのライブ、例えばカルテットくらいの
少人数でのバンドのライブではメンバーと同じ数のお客様ってこともある。
そうゆう事が続くと
苦心して準備したオリジナルやらアレンジを演奏するのも寂しいなと思う。
やっぱり多くの人に聴いていただきたいなと思って書いたりしているし。
それでもどんなライブでも演奏に全力投球する体質。
聴き手の多い少ないで演奏に手を抜くとか抜かないはプロのすることじゃない。

でもお客様の少ないライブが続いたりするとヘコむ。
聴いて欲しいのに努力が報われない。
自分が悪いと言えばそうなんだけど...。
自分の演奏に何が足りなくて何が余計か考える。試行錯誤してわけわかんなくなる。
一時期、自分のリーダーライブをやめようと思ったことがある。
で、しばらく人のバンドだけに参加していた。気分的に楽だったなあ。
でも少しすると気がつく、やっぱりリーダーバンドやんないとダメだと。
幾つになってもヘコんだり立ち直ったりの繰り返しですかなあ。

はい映画。
「風立ちぬ」
ジブリアニメ。宮崎駿監督。
公開前からユーミンの歌とともにすっごく宣伝してましたな。
なんだかんだ言って、毎回つい観に行ってしまうジブリ映画。
ここ数年の作品は正直なんだかなあ〜と思っておりました。
今回もあまり期待しないで観に行きました。
期待しないのがよかったのか案外楽しめた。
以下、ネタばれで書いていきます。。。

自分の夢の実現にかける青年の成功と挫折と恋愛の物語。
ストーリーの主軸は恋愛物語かな。
ジブリアニメではあまり記憶のないキスシーンやらがあってチョッとドキッとした。
切ない展開になるけど、もう少し切なさを引きずってほしかったかなあ。
お互いを信頼しきっているが故の、
双方のやや稚拙な行動にもっとやきもきしたかった。

飛行機を作る夢を実現しようとする、
意欲的な主人公のはつらつとした様子がいい。
でも時代が悲惨な戦争と重なり、
結果悲劇の一端を持ってしまった挫折感。
強く表現はしていないけど反戦メッセージがある。
でもその挫折感といい、ヒロインとの間の切なさといい何か物足りない。
おそらくあえてギリギリ控えめにしているんだと思うけど。

特徴的なのは自分の夢の中でのカプローニとのシーン。
ストーリー自体は現実的な部分が多いけど
この夢の中のシーンはファンタジーに溢れている。
享楽的な部分はいいなと思ったけど
カプローニがいろんな事を主人公に教示するシーン。
あまり説得力感じなかったなあ。
特に最終シーンは物足りなかった。

ユーミンの歌。曲は好きだけど映画と合っているかは疑問。
でもいい曲だなあ。
声がいいし、鋭い感性の歌詞だと思う。
やっぱり私は松任谷由実より荒井由美の方が好きです。

きっと賛否両論の映画だと思うけど私は楽しめました。

2013年8月1日木曜日

無題と映画は「無し」よー。

いろんな人との出会いがあって、その個性に影響を受ける事がある。
そこから得た事が自分自身にも活かされつつある事を感じられた時、
ほんの少し自分の人間性が豊かになったような気になる。

この人は自分のネガティブな感情を他人に感じさせることはなかった。
仕事上、多くの人と面と向かい対話しつついたけど
その中で相手を不愉快にさせる事はほとんどなかったと思う。
だからといってごく近い身内に
そのネガティブな部分を出していたかというとそんな事もなかったと思う。
自分の気持ちのバランスをどう取っていたのだろうか?
私ならヤケになりそうだけど。

いつもそんなに強い主張を述べる人ではなかった。
一方的な言い方の浅はかさを知っていたと思うし、
何か言う場合、言い方によっては相手を傷つけることもある、を知っていたと思う。
言葉の重みを知っていた。
感受性の豊かな人だったから
相手の言葉で自分が傷ついたことも多々あったのかもしれない。
人の振り見て我が身を、だな。気をつけよう。

むしろ聞き上手だったと思う。
かつて、若い私の何かについての支離滅裂な説明を
途中にチャチャを入れる事なく最後まで聴いていた。
どんな相手に対しても丁寧であった。
見下す事なく謙虚に接していたと思う。
相手を尊敬する。大事な事だ。
自分もそうありたいと思う。

あまり感情を出すのを見た事なかったけど、
以前、上京してきた折りに観た寄席の漫才に涙を流して笑っていた。

先週、病気療養中の父が亡くなった。
家族全員、こんな日がいつか来る事を感じてはいた。
父へ感謝の気持ちと謝罪したい気持ち、
このあまり近くない二つの感情に気持ちの整理がつかない。
でもさみしいね。
そんな事を思う夜中のブログアップでした。