2012年2月28日火曜日

春めいて来た、と「マシンガンプリーチャー」

ナニやら暖かな日もあり、春らしさをそこかしこに感じられるようになりましたな。
都内では梅の花がやっとチラホラ咲いていたり...。
でも何と言っても日が長くなった。

先週、3日間連続で黒スーツで演奏ってのがありました。
黒スーツにスニーカーって訳にはいかないので当然革靴ですな。
これが左ヒザにけっこうくる。
以前もお話ししましたがこのヒザが悪くなったきっかけは、
5〜6年程前、サッカーをやっていて試合が終わり、
歩いてピッチの外に出る時に「ピキッ」って音がヒザからしてそれ以来。
これ本格的に調べたらお金かかるんだろうなあ...。

ま、とにかく暖かくなってきてホントうれしい。
今月中旬に秋田に帰った時に雪で埋もれたバス停を写メで撮りました。
あ、あと都内の公園の梅も撮りました。

はい映画。
「マシンガンプリーチャー」
ジェラルド・バトラー主演、渾身の一作。
実在の人物の話を映画化したという作品。
麻薬と暴力にどっぷり浸かっていた主人公の狂気に満ちた演技からキリスト教に目覚め、
アフリカの子供たちを守る為に必死で戦う男を演じるまでの演技力は迫力あります。
内容は子供たちを守る主人公の生き様は素敵でかっこいい、
と単純に思えない人間の難しさを表現しているようです。
エンドロールでは演じた実在の人物、サム・チルダースの映像が流れますが
そこからも彼自身の強烈な個性が感じられます。
デンマーク映画「未来を生きる君たちへ」をなんとなくイメージさせる映画でした。




2012年2月21日火曜日

筋肉痛と「運命の子」

しばらく書いておりませんでしたな。
忙しかった訳ではありませんがなかなか書く気になりませんで、ええ。
i pad2購入しました、リボ払いですが(笑)。
これに譜面のアプリなど入れると、
自分の練習やレッスンにも使えるという訳でございまして。

とある日曜日、芝公園でフットサルを楽しみました。
久しぶりの運動、しかもチョイとハードなフットサル。
普段あまり運動していない私、体にいいわけないと思いつつ楽しみました。
間近に見える東京タワーの先端は3.11の日から曲がったまま。
そして案の定、翌日(ここ大事ね)ものすごい筋肉痛。
階段の上り降りなんざ手すりにしがみつくありさまでして。

そして数日後は秋田へ帰省。
秋田では吹雪いて雪がけっこう降った日もあり
おかげで実家の玄関も開かないので雪かきなんぞしました。
むむ今度はなんだか腰がヤバい。
ジムに通って少し運動しようと思った次第です。

冬の秋田は晴れ間もなく毎日どんよりした空の日ばかりです。
たまに見せる青空や日の光は気持ちを前向きに明るくしてくれますな。
日の光は人には大切です。

写真はフットサル場、東京タワー、秋田で日本海にそそぐ日の光。

はい映画。
「運命の子」
中国の巨匠、チェン・カイコーの作品。
「北京バイオリン」や「始皇帝暗殺」などドラマチックな作品を作る。
私は知らなかったけど、
この「運命の子」は司馬遷の史記に書かれた有名なお話をベースにしているという。
素晴らしく映画にぐんぐん引き込ませる部分とそうでもない部分があり、
結果的に印象としてあまりグッとこなかったという感想を持ってしまった。
むろん、いい作品だと思うがそうでもなかった部分をなんとか観れるようになっていたのは
多分に役者たちの力量なのではないかと。
素晴らしい部分は役者も演出も素晴らしく、映画にのめり込めた。
それだけに惜しい気がする。




2012年2月12日日曜日

旅日記も終わり...と「J.エドガー」

スペイン、ポルトガルの旅日記も終わり、
またいつものダラダラしたブログに戻るわけで...(汗)。

クラリネットですよ。
いや最近また練習を始めてみました。
ヤマハが道玄坂にある頃、何を隠そうクラリネット教室に通っておりました。
私も同じ場所で教えているので講師割引がガッツリあるのかと思いきやそうでもなかった。
まあそれはいいとして...。

それはクラシックの先生で基礎から教えていただいておりました。
私はあまり真面目な生徒ではなかったけど
いつかクラリネットでパウロ・セルジオ・サントスばりにショーロが吹けたら...
(リンクはyoutubeです)
なんて思ったりしててね。

習い始めてけっこう経った日、教わった事を消化するのに少し時間が欲しいと思い、
習いに行くのを休む事にした。
しかし、教室に行かなくなると甘えが出て練習時間が減ってきた。
同じ教室で教えている身なのでチョイチョイ顔を合わせるわけで、
その度に「最近あまり練習してなくて...、やろうって気はあるんですけど...」
などとと調子のいい事を先生に言っていた。
そして昨秋、そのクラリネットの先生が亡くなった。
クラを中途半端にやってしまった事を後悔し、先生に申し訳ないと思い楽器を手放そうかと思った。
しばらくどうしようか迷ったけど、手放したら先生は残念に思うだろうし自分も情けない。
そもそも音楽をやる事、楽器を吹く事ってのはとても身近なものなはず。
先生が亡くなってから時間がかかったけど、またボチボチ練習しようと思った次第です。

はい映画。
「J.エドガー」
いつも良作を生み出すイーストウッド監督の映画なのでそれだけで安心感はある。
結果やっぱり面白いと思ってしまう自分はイーストウッドのファンなんだなと思う。
これ、単に一人の人間の伝記映画ではないと思う。
ディカプリオ演じる主人公(FBI初代長官フーバー)が個性的に描かれているし、
周囲の関係する人たちとの場面には緊迫した人間ドラマを感じる。
ディカプリオはやっぱりいい役者だなあと思った。
他の役者陣もよかった。
あまりキレイどころ?が出ない作品。ナオミ・ワッツが出ててよかった...。


2012年2月4日土曜日

リスボン12月7日その2と「永遠の僕たち」

日本海側を中心に大雪の今冬。
秋田もエラいことになっているようです。
朝起きて雪かきして夕方に雪かき。
夜風呂に入る前にまた雪かきして
次の朝起きると昨日よりもっとスゴい積雪。
たまんないよね。
雪かきできる体力ある人はいいけど、
老人だけの家庭では雪かきなんて重労働は無理。
春よ来いっ、早く来いっ。

リスボン日記、今回が最終回。
この次の日、12月8日は帰国の日で、すでにアップ済です。
詳しくはそちらを。

では....
ベレンでの観光を終えてリスボン中心部に戻る。
今日はスペインで一緒だったUさん、Oさんと落ち合う日。
お二人泊まっているホテルへ行く約束の時間まで
2時間あるから昼飯、と思いレストランを見てまわる。
その一つに入って、野菜のスープとタラと玉子、ポテトの料理。
「ん〜、ここけっこう美味しい〜。次回、機会あったらまた来よう」
と、のんびり食べながら時計を見ると集合時間まであと30分。
時間を1時間間違えていた。
さすがに器をかかえてフォークでかっ込んで食べる、はやらないかったけど、
あわててモリモリ休む間もなく口に料理をほこび、アッという間に完食。
会計を済ませて地下鉄の駅へ早歩き。
2つ先の駅近くにある集合場所のホテルへ着くとほぼ時間通り。

3人でリスボン中心地まで行き、市内が見渡せるタワーへ登る。
このタワー、なんと100年以上前にできたもの。
ここに登ると市内が一望。
モダンな建築物は郊外に見える。
テージョ川まで行く。ストリートミュージシャンや若者たちでなんとなく華やか。
遠くに橋とキリスト像が小さく見える。
このキリスト像はリオデジャネイロにあるコルコバードのキリスト像のマネ。

二人といったん別れて夕方に食事とファドを聴きに行く約束をする。
宿までの帰り、セグウェイに乗る警官がいた。
少し仮眠。

夕方再び栗を焼く煙におおわれたホッシオ駅前で二人と合流。
Oさんの案内で海鮮料理のお店に行く。
蛸のサラダ、海鮮リゾット。メチャクチャ美味しい。
量も多く、お腹一杯になる。

ケーブルカーに乗りアルト地区へ行きファドのお店へ。
最初、行きたかったお店(O Faia)へ行くと満席とのことで入れなかった。
そこで別のお店(Luso)へ。
店内広い。歌手もマイクを弱めに使用している。
ポルトワインを二杯。
アルコール度もあり強いからチビチビ飲む。
何人か歌手が出て来て歌うのだがイマイチピンとこない。
終わりの方に出て来たのがマツコデラックスみたいな女性。
この人が実に素晴らしかった。
圧倒的であった。この人を聴けただけでも来た甲斐があったというもの。

時間もだいぶ遅くなった。
ホッシオ駅まで3人でブラブラ歩き、お二人はここでタクシーで宿へ。
日本での再会を近いお別れ。
明日はいよいよ日本へ帰る日と思い(実際はそう簡単には帰れなかった顛末の日記はこれ)
すぐ近くにある自分の宿に帰りシャワーを浴びて寝た。

写真はリスボン市内のタワーとそこからの風景、テージョ川の向こうに小さくあるキリスト像。
youtubeはMarco Rodriguesという人のLusoでのライブ。
こんな素晴らしい歌が最初から聴けたらよかったけどね〜。

はい映画。
「永遠の僕たち」
死を身近にした若者たちの物語。
あまり人物や背景に説明がない分、観る方が勝手にイメージを作る事ができて想像がふくらむ。
キチンと説明してほしい人には向かない映画かもなあ〜。
死をキレイに表現しようとしているところはナニやら少年漫画的展開も感じられる。
それでもこの映画の持つ雰囲気に共感できたなら楽しめるんじゃないかと。
私はけっこう楽しめました。
繊細な若者たちの感情を抑えめに表現した作品だと思います。
役者陣もフレッシュで好感持てました。