2012年1月28日土曜日

リスボン12月7日No.1と「聯合艦隊司令長官山本五十六」

あっと言う間に新年と思ったらもう2月になろうとしてます。
今年も早いんでしょうなあ。
先日私の車の走行距離が2万キロを超えました。
買ってから今年で3年目。
ローンもまだまだ残っているけど気に入っている車です。
大事に乗りたいですな。
バイクもだいぶ年数乗っているなあ。
こちらはそろそろオイル交換の時期です。

ホッピーが好きで時々飲みますが
久々に記憶が飛びましたな。
罪なヤツです、ホッピーちゃんは。

話が長くなるといけませんな。
ではリスボンの事等...。

12月7日
朝早く、東京のヤマハからの電話で起こされる。
用件を最短で済ませ、宿の朝食。
パンにハム、チーズをはさんで食べ、コーヒーで流し込む。
部屋に帰り、不覚にも二度寝。

すぐ近くのシアードという繁華街へ行きお土産を買う。
今日はベレンまで行き、
午後にはスペインでお世話になったUさん、Oさんと待ち合わせ。
夜は一緒に食事をしてまたもファドを聴きに行く計画。

とにかくベレンへ行く為、
市電15番に乗ろうと思いコメルシオ広場へ行くと乗り場に人が溢れている。
ほとんど観光客。
一台目は乗る人が多くパスし、少しして来た別のに乗った。
どこで降りていいのかわからないので他の乗客に訊いて降りた。

ベレンには世界遺産がいくつかある。
まずはジェロニモス修道院。
16世紀はじめに作られ、最終的には300年かかって完成したという。
デカいし絢爛豪華。
海に近く、波をイメージした装飾。
バスコ・ダ・ガマのお墓もある。

近くに発見のモニュメント。
さらに行くとベレンの塔。
これも16世紀のもの。
大きくはないがポルトガルの大航海時代の象徴。
豪華な外観。中は大砲が打てる様な作り。

これらを観て回るのにけっこう歩いた。
再び市電に乗りコメルシオ広場まで帰ってきた。
お昼ご飯の時間だ。
続きはまた次回。
写真はジェロニモス修道院外観、中庭、修道院内部。
発見のモニュメント、ベレンの塔。

はい映画。
「聯合艦隊司令長官山本五十六」
戦争スペクタクル映画ではなく山本五十六の人間ドラマ。
海軍の中にあってリベラルな考えだった彼が
不本意だった開戦後も戦いの収束をめざす。
冷静な視点を欠く当時の政府、軍部、マスコミ。
ナニやら現代にも言えそうな気がする。
特に大本営発表をうのみにして報道するあたりなんか。
劇中、表現される五十六の人柄は
現代の私たちが忘れがちな事を今一度見つめ直すよう言っているみたい。
それは決して大げさなことではなく普段の生活の中にある何気ない事なのかも。

物語としても面白いと思います。
ただ役所広司にもう少し重厚さがあったらなあと。
この名優はコミカルな雰囲気を持った役の方がハマる気がする。
戦争シーンなどでのVFXにはあまりグッとこないけど好きな映画です。





2012年1月23日月曜日

リスボン12月6日その2と「ニューイヤーズイブ」

これを書いている今、東京に雪がバンバン降っている。
雪に対する備えなんて全くない東京。
道路にも積もっているから、坂だらけの都内はあぶないと思う。
転倒者、交通事故気を付けてほしい。
そういや以前、朝から降っていた雪のせいでライブが中止になった事もあった。
今回は夕方以降からの雪だから
ライブに来たお客さん、ミュージシャン、みんな帰りが大変だと思う。
気をつけてねー!!

で、ポルトガルの12月6日ですが...
この日の日中は近郊の観光で以外とブラブラ歩いたので疲れた。
夕方ころ宿に帰ったのだが体調も心配なので少し寝る事にした。

夜7時くらい起きる。
街に出ると、この時期名物の焼き栗の屋台からの煙で街が覆われている。
薄暗い街の街灯の中、哀愁あっていいもんだなあ、なんてシミジミしてしまう。
そもそもスペインとポルトガル、同じイベリア半島の国だけど
その国民性はどこか違うと思う。
ポルトガルはなんだか東北を感じてしまう。

まあ、とにかく体調の事もあり栄養つけようと思いどこかのレストランへ。
今夜はファドを聴きに行くつもりなので、
ライブハウスが多くあるアルト地区へ行く。
ここで当てもなく何軒もあるレストランを見てまわる。
何軒か見て、こじんまりしているけど人も入っているお店に決める。

ガッツリ食べる事にしているのでまずはビールを頼みメニューとにらめっこする。
スープと他に2品と決める。
で、魚介のスープ、タコ足のフライ、豆のリゾットに決める。
スープが美味しい。
タコ足のフライはなんだかゲソ唐をイメージさせて
ここは日本の居酒屋?みたいな気になる。
リゾットもけっこう美味しい。
店のニイちゃんと話をする。ブラジルから来たとのこと。
腹も一杯になりファドを聴きに行く。

オ・ファイアって店に行ったら閉まっていた。
その近所のア・セベーラってとこに行く。
予約なしで入れるか聞くと食事なしなら大丈夫とのこと。

雰囲気のいいお店。
まだ始まっていなかったけどお客さんはけっこう入っている。
ビールを頼む。
間もなくライブが始まった。
歌手が4人順々に出演。マイク無しで生声で歌う。
最初の歌手は、ん〜、と思ったけどその後の3人は素晴らしかった。
ポルトワインも飲んじゃう。美味しい。
後半にお店のテーマソングみたいのを出演者みんなで歌う。
youtubeにお店の紹介とそのテーマソング発見したので乗せときます。
http://www.youtube.com/watch?v=sarXK-0Kr_o

終われば深夜。充実の一日、宿まで歩いて帰る。

写真はこの日昼に行ったユーラシア大陸最西端、ロカ岬でくれた証明書。
ファドを聴いたセベーラ店内。

はい映画。
「ニューイヤーズイブ」
サイトを見るとわかるけど、豪華キャストが大挙出演の夢みたいな映画。
いくつかのストーリーが同時進行するのだが、それぞれがまた夢みたいなストーリー。
深みを表現しきれない印象。
まあそんな事よりそれぞれの話を楽しめればいいのだ。
確かに印象深かったシーンもあり、
例えばハル・ベリーが出ていたシーンは後々まで心に残った。
エンドロールのNG集はこの映画が一種お祭り的な作品だということを言っているよう。
軽い気持ちで観るといい映画かな?





2012年1月20日金曜日

リスボン12月6日その1と「リアルスティール」

早く目が覚める。
まだ体調はイマイチだけど確実に良くなっていると思う。
100ユーロ紙幣2枚を細かくするため両替所へ。
さいわい、宿のすぐ近くにありしかも早くからやっている。

近所のカフェで軽食。
カフェオレにどばっと砂糖を投入する。
宿に戻り日帰りできる近郊の観光へ。

ロッシオ駅に行き、近郊周遊券的なものを買う。
9時前の電車に乗りシントラへ向かう。
シントラはいくつかの宮殿や古い城塞跡などあり、町が世界遺産に登録されている。
また天正少年使節団も訪れた町。
駅前から市内周遊バスに乗りまずはムーア人が作った城塞跡へ。

このムーアの城塞は7〜8世紀に作られた。
ポルトガル版万里の長城みたいのかな??
多くの部分が十字軍の時代に破壊されたと言うことだが
残った部分を今は大事に保存している。
高い所に登ると眼下に広がるシントラの町や大西洋。
素晴らしい。
こうゆうあまりお土産屋もない廃墟的なところ好きなんだよなあ〜。
ただ階段を上ったりでけっこう歩くのでキツい。汗をかく。
また体調悪くならないかチョット心配になる。
周遊バスで降りたバス停からまたバスに乗り(周遊券を見せると乗り放題)、
今度はペーナ宮へ。

ペーナ宮からの眺めも素晴らしい。
ここは城塞跡と比べると人も多い。
おそらく面白い建築様式、華やかな装飾。
ざっくり観て再び周遊バスでシントラの中心地へ。

シントラ宮殿の近くのレストランで食事。
野菜のスープ1.5ユーロ、タラの玉子を合わせ炒めたもの9ユーロ。
店のオジさんと、この辺の話題や日本の話題など少し話す。
「なんで日本人なのにブラジル風のポルトガル語を話すの?」
とか聞かれる。

シントラ駅前からバスに乗り今度はユーラシア大陸最西端の岬、ロカ岬へ向かう。
途中、通り過ぎるいくつかの小さな村の風景がなんともいえず旅情気分にさせる。

ユーラシア最西端ロカ岬は岬らしく?何もない。これですよこれ。
小さな土産物店と事務所。
この事務所に行くと最西端に来た証明書をくれる。(売っている)
突端近くには記念碑があり、
「ここで地が終わり、海が始まる」と書いてある。
次のバスまで1時間くらい。
ブラブラしてると日本人らしきバックパッカーの若者。
話をする。
彼「僕の知り合いの4、50代の人たちは一人旅なんかもう面倒くさいって言ってますけど、
年輩の方でも(なんだと!?)一人旅してるよ、って伝えます。」
だと。

バスに乗りカスカイスへ向かう。
シントラよりはるかに大きな町。
ここの鉄道の駅から出発したときとは別路線でリスボンへ帰る。
終点から地下鉄に乗りロッシオへ行き、宿に戻る。

写真は城塞、城塞からの風景、ロカ岬の記念碑。
この後、ファドを聴きに行ったんだけどそれはまた次回。

で、はい映画。
「リアルスティール」
Xmenシリーズでもおなじみのヒュー・ジャックマン主演。
予告編を観てロボット版ロッキーの予感をしていたが、まあそんな遠くないかな。
ただ、勝利を目指す成功へのストーリーがメインではなく、
オトナっぽくない父親と彼が捨てた子供との関係修復の過程がメイン。
この子供役のダコタ・ゴヨ君、素晴らしいです。
かつてのオスメント君みたい。
迫力あるロボットのボクシングシーンやトラックで移動する風景がキレイに撮れていて
人間ドラマの濃い部分とバランスとれているような気がしました。
あまり押し付けがましくない映画で好感持てました。
大人から子供まで楽しめる映画。



2012年1月12日木曜日

スペイン12月5日と「ステキな金縛り」




いや〜、寒いです。
若干、ノドが痛くてカゼ気味ですが
ひくわけにもいかないので病院行ってお薬もらってきました。

ここまでスペイン日記書いてきてますがこれまでの事は...
2011年12月11日のブログから3回連続で波乱の最終日から帰国までを。
12月23日のブログで旅行初日から書いております。
んで...

スペイン12月5日
今日はひとりマラガからポルトガルのリスボンへ行く日。
8時すぎ、地中海から登る完璧な朝日を見ることができた。
体調はまだ熱っぽい。
路子さん、私のために和食を作ってくれる。
ご飯にみそ汁、ここでは貴重品の納豆をいただく。

荷造りして、お昼前にみんな今日の予定をたてる。
フエンヒロラ行く人、マラガ市内行く人等様々だけど
ほぼみんなマラガの空港まで来て私を見送ってくれることに。
電車で空港駅まで行き空港内のターミナルまで来たところで皆さんとお別れ。
日本での再会を約束した。

ポルトガル航空(TAP)でマラガからリスボンまで行く。
チェックイン、手荷物検査の後、空港内でチキンバーガーとビール(クルスカンポ)。
15.2ユーロも使ってしまった。

17:05発の飛行機なのに16:30までゲートが表示されなかった。
時間通り出るのかチョイと不安になる。
ゲートが開いて乗客たちが並ぶ、が少ない。
こんだけしか乗らないの?飛行機ガラガラじゃないの〜。と思った。
飛行機まではどうやらバス移動。
遠くの視界に小さなプロペラの飛行機。ヤナ予感。
でも当たり。
20人乗りくらいのビーチクラフト1900D
私はじめ、初めてこれに乗る人多数。
盛り上がる。コックピット丸見え。
狭い機内だけど飛行も安定していてなんだか楽しい。
1時間半くらいの飛行時間でリスボン到着。乗客拍手。

リスボンはもうすっかり夕暮れ。
バスで宿近くまで行けるのだがこの街の石畳が強力なのを知っている。
私の古いスーツケースだと車輪がぶっ壊れるおそれがあるのでタクシーに乗る。
宿は市内のど真ん中、ホッシオ駅のそばにあるペンサン(ホテルより格の低い宿)にチェックイン。
この宿、日本から宿のH.Pにアクセスしてネットで予約していた。
体調はイマイチ。
今夜は遊びに行くのをひかえて
宿と同じ建物にあるスーパーでサンドイッチだのビールだの買って早めに寝る。

写真は朝日、マラガ空港(ピカソターミナルって名前がついている)、ブレブレの飛行機

はい映画。
「ステキな金縛り」
超人気の三谷作品。
面白かったけど、その面白さは役者陣の熱演に頼るところが多かった気がする。
役者陣の熱演っぷりに面白さが集約してしまっていて話の面白さが希薄じゃないかなって。
出るとつい観てしまう三谷作品だけど面白さは「マジックアワー」の方が断然好み。
「んん〜〜〜」って感想(なんだかわからんけどね)

2012年1月9日月曜日

スペイン 12月4日と「宇宙人ポール」

成人式でまたも連休ですな。
成人式ねえ...、式にも出なかったし
とりたてて成人の自覚もない世間知らずのバカヤロだったかなあ(汗)。

ではスペインでの12月4日,,,,

前日夜から調子悪くなりそうな予感。
本来ならこの日、みんなでロンダというところへ行く予定。
朝起きた時、熱っぽい感じがしたのでロンダへ行かず部屋で休む事にした。

ロンダ、いいところらしいです...。検索してみてください...。

朝食後、みんなを見送り日本から持って来ていたロキソニンを飲む。
お皿を洗い寝る。何時間寝たかわからないけど汗をかいて起きる。
Tシャツを換えて再び寝る。
起きてキッチンへ行き勝手にサンドイッチを作る。
我ながらウマい。
ロキソニン飲んでまた寝る。とにかく寝る。汗もかいている。
夜11時くらいにみんな帰って来た。
同じ部屋のリキちゃんにうつるといけないので彼には申し訳ないけど
ソファで寝てもらう。

以上です...。
なんだかツマらん日記なので久々に
はい映画。
「宇宙人ポール」
B級SFコメディー。
B級と言ってもあなどってはいけません。
かなりおもしろかったです。
主人公は宇宙人だけど、物語の舞台が日常であるため
SFとのギャップがおもしろく映画に入りやすい。
出演者誰もが個性的すぎてややその個性が埋没気味かなあと感じたりもした。
高級B級映画(こんな言い方ないけど)の「キックアス」に名優が出ていたように
この映画にも誰かスター俳優が出ていたらもっと締まっていたかもしれない。
そうは言ってもおもしろかったことには変わりなくいい時間を過ごさせていただきました。

2012年1月6日金曜日

スペイン12月3日




年末年始は秋田に帰っておりました。
雪かきしようと思ったけど少しやったら腰にイヤな感じが。
結局ロクにできませんでした...残念。
2日は地元のキャットウォークで新春セッションに参加。
また新たな出会いもあり、いい出足となりました。
皆さんにとって素晴らしい2012年となりますよう。

さて、スペイン12月3日は....
今日の日の出、またも雲でスッキリ見えない。
お手製の朝食をいただく。

今日は路子さんのバースデーパーティー。
食事あり演奏あり、他にもいろいろ盛りだくさんの企画。
夕方近くにその会場に出発するのでそれまで観光することに。

リキちゃんと二人でミハスっていう観光地までバスで行く事にした。
駅前からバスが出ているとのことで駅前まで来たけど、どのバス停かわからない。
歩いていたオジさんに尋ねて教えてもらう。
オジさん、私たちがちゃんと教えたバス停に行くか見ている。
やさしいオジさんに重ねてお礼を言う。
ミハスまで1.4ユーロ。車内で払う。
30分くらい走るのだがずっと上り坂の道。

ナニやら白い壁のかわいい家が沢山現れてきた。
ミハスのバスターミナルに着いてさっそくインフォメーションで地図をもらう。
展望台から見える白い町並みと地中海のコントラストが南欧をいや応なく感じさせる。
リキちゃんと集合時間を決めて単独行動。
白壁の小さなお店が沢山。思わずお土産を買ってしまう。
町の中をブラブラして、バールでゆっくりカフェオレ。
リキちゃんと合流して再びバスに揺られ帰る。

家に戻り、夕方近くに出発。
会場は地中海沿いの高級ホテル。
参加客は100人くらいいるのだろうか、すごく賑やか。
ほとんどが現地のスペイン人。
昨日のバンドメンバーとも再会。
前菜からのディナーコース。どれも実に美味しい。

食事の後は場所を地下の広いバーに行きテナーのフォアンマを中心に演奏。
何曲演奏したのかあまり覚えていないけどメモリーでできるジャズスタンダード中心。
我々の演奏の後はフラメンコのライブ。
Gt、Vo、ダンサー二人の4人編成。若手の中でも優秀な人にやってもらっているらしい。
これが流れると聴く人たちが勝手に踊りだすあたりは
さすがフラメンコの本場、アンダルシア地方。
すべて終わったのが3時近く。
ナニやら体がダルい。調子よくない。

動画はフラメンコの模様。
写真はこの日の朝日、ミハスの風景。