2012年10月29日月曜日

ツアー三日目仙台Crosbyその1と「鍵泥棒のメソッド」

昨夜、田沢湖サウンズグッドでのライブを終えた後、
遅くまで飲んでいたけど二日酔いもなく翌日を迎えられた。
ペンション、サウンズグッドの美味しく、ヘルシーな朝食をメンバーみんなでいただく。
本当に美味しい。
ご主人と奥様にお礼を述べ次の仙台へと向かう。

ここから仙台へは国道46号線で盛岡まで行き、東北道に乗るのが一般的なコース。
46号線で秋田を越えて岩手に入るのは久しぶり。
県境にある秋田駒ヶ岳は私が子供のころ噴火している。
当時、父とこの辺りまで来て遠く噴煙を上げる駒ヶ岳を見た記憶がある。
自然が起す迫力にドキドキしたモンです。

県境付近の道はカーブの連続とトンネルばかり。
深い山の中の道。
秋田に住んでいれば県境ってのはこうゆうモンだとずーっと思っていたから、
関東みたいに街が連続している所で突然県境になるのが最初は不思議な感じだった。

ま、とにかく峠を越えて岩手県に入り盛岡から高速道路に乗る。
本当は今日この盛岡でライブだったんだよなあ、と車内で盛り上がる。
途中、SAで前沢牛コロッケを食べたら意外と美味しくてビックリ。

盛岡からおよそ180km強、運転を代わりながら仙台へ。
仙台も久しぶり。
おとといの秋田市、昨日の田沢湖から比べるとここは普通に大都会。
その繁華街のビルの中に今夜演奏するCrosbyがある。
続きは次回〜。

はい映画。
「鍵泥棒のメソッド」
痛快娯楽サスペンス。
香川照之、広末涼子、境雅人などいい役者たちが名前を連ねる。
広末涼子や境雅人は役によってはどうもピンとこないときもあるんだけど
今作では役にハマった感があって楽しめました。
(境雅人は「南極料理人」が一番ハマっている気がする)
香川照之の別の人格を使い分ける演技に引き込まれました。
(キャストにこの名前があるだけで安心感ある)

全く違う環境に生きる3人の違いがくっきり描かれていてわかりやすいし
その3人が結びついてまとまる過程にドキドキしたり笑ったりです。
ラストもハッピーで後味もいいです。
素晴らしい演技に意外性あるストーリーで最後まで惹き付けられた映画です。
ただ何となく映画らしいダイナミックな映像が少なかったような気がします。
でも楽しい映画であることには違いなく、オススメしたい映画です。



2012年10月25日木曜日

ツアー二日目 田沢湖サウンズグッド

さすがに昨夜は疲れでアッという間に寝た。
午前11時くらいにキャットウォーク前に集合して荷物を積み込む。
太田さんのワンボックスカー(コレがまたカッコいい車)と佐藤さんの車、二台で出発。

国道13号線から国道46号線へ。
この46号線沿いに沢山の種類の漬物とお味噌を売っている安藤味噌店ってのがある。
このお店、どうしても寄ってしまう。
お目当ては醤油ソフトクリーム!
これがものすごく美味しい。
この醤油ソフトクリームは全国にあるのだが、
人の話だと他の県のも概ねハズレなしの大当たりの味のようです。


田沢湖には入り時間より早く着いたのでチョイと観光。
ここには辰子姫の像が水中から建っているのだが
今年はこの時期、田沢湖の水量が減っていて辰子姫の像の足元まで行ける。
実に貴重な体験。

湖を一周した後、食事をしてサウンズグッドへ行く。
何年ぶりだろう。
ここはペンションなので宿泊もここ。

演奏始まる。
昨日より調子いい。
ここのアットホームな雰囲気が尚更パワーをくれる。
おかげでいい演奏ができたと思う。
演奏後、お客様たちと打ち上げ。
心のこもった宴に時を忘れる。
ヨッパライました。
(翌日、同室のあびる君からイビキがうるさかったと抗議を受けたのだった。スマン!)

田沢湖へ行ったらここに泊まってください。
美味しくてヘルシーな料理と素晴らしい環境。
オススメです!

2012年10月21日日曜日

そのツアー日記初日 秋田キャットウォーク

10月11日、朝6時半にピアノのあびる君を乗せて東北自動車道を一路秋田へ向かう。
前日はよく眠ればよいものを準備だのあってあまり寝ていない。
それでも久しぶりの旅なので全く眠くない。
朝8時くらい、朝ッパラからどこのサービスエリアか忘れたけどカレーライスの大盛り。

あまりスピードも出さず安全運転。
任意保険の関係上、運転は私しかできない。
東北自動車道の北上から秋田自動車道へ入る。
山深い中の道。窓を少し開けて空気を入れたいと思う。

およそ650kmくらい走って秋田市のキャットウォークに到着。
今回ご一緒するベースの佐藤弘基さんと初対面のご挨拶。
リハーサルする。マイルスのレパートリーの曲とオリジナル。
若干、譜面に視点が合わない感じがする。
老眼?長距離ドライブで目の疲れ?
何となく「ん〜、どうすっかな〜」ってかんじ。

本番始まる。
地元の友人たちが来てくれている。
気力は充分だけど演奏がついていかない。
譜面もやっぱり見づらい。ミスする。
テンポに乗れない。
心技体に違和感を覚えつつ終了〜。
打ち上げで友人たちと話しながらもさすがに疲れが...。
早々に切り上げ家に帰って寝た。
無理はきかないお年頃なのねー。

2012年10月14日日曜日

久しぶりのツアー、弘前到着

秋田市のキャットウォークから始まったツアーも
今日、ここ弘前で終わりです。
昨夜は仙台のCrosbyという素敵なライブバーで演奏。
深夜12時近くに演奏終わり、名残惜しむ間もなく東北自動車道を北上。
300km以上の距離を移動。
この距離をキャットウォークのマスターでドラマーの太田さんが一人で運転。
途中休憩をしつつ朝5時に弘前のホテルに到着。
久しぶりのツアーはいろいろ思い出深いものになりそうです。
と書いている途中で仙台のCrosbyにサックス用のスタンドを忘れてきた事に気がついた。
いやはや。。。
しかし、行く先々でお世話になった方達は勿論、来ていただいたお客様たちに本当に感謝です。

2012年10月6日土曜日

サンバのBig Bandと「アイアン・スカイ」

猿、いや、さる10月3日にブラジル音楽専門Big Bandの
「Orquestra Sambador Oriente」
(オルケストラサンバドールオチエンチ、長いのでO.S.Oで)
のライブがありました。
雨にもかかわらず大勢のお客様に会場の銀座TACTへ足を運んでいただき
メンバー一同心から感謝した次第です。
このバンドもうすぐ3年経つんだけど、
ここにきてやっと何かサウンドの方向が見えてきたような気がする。
3年というのは短くはないよなあ...。
てことは、そんなに時間がかかってしまったのは私の責任でもあり...。
確かに自分もどうゆうふうにやったらいいんだろうと悩むことは多かったわけで...。
毎回、このバンドのライブは楽しいんだけどもっと楽しくなるには
音楽的に何かしら進化していかないといけない。
でもその割にはそのスピードはゆっくりかもねえ。
グチっているわけではありませんよ。
むしろこれから楽しみだなあと。
次回のO.S.Oのライブは年末12月28日です。
ぜひのお越しを。
あと、自分のコンボもやらないと。。。

写真は先日のライブの模様と、来週からの東北ツアーのチラシです。
こちらもよろしくお願いいたします。

はい映画。
「アイアン・スカイ」
第二次世界大戦で敗北したナチスが実は月の裏側に逃亡し、
ここで世代交代をしつつ武力増強し、世界に反撃の機会をうかがっている。
あ、もうここで相当おかしな話でしょ?
これはスペースバトル政治スキャンダルブラックコメディ超B級終末映画。
なんだかわかんないけど。。。

いろんなパロディーが満載らしく私にわかったのはホンの一部。
アメリカだけでなくいくつかの国の映画製作者がタッグを組んでできた映画だけど
アメリカの政治、政治家だけではなく国民性をそーとーシニカルに描いているあたりは
製作の中心となっているアメリカの懐の深さを感じる。
でもシニカルな視点も最後には国に関係なく
人間の利己主義がぶつかり合うあたりを描いていて、
誰がこの映画を観てもチョイと痛いようになっている。

月で生まれ育ったナチスが大戦中に行った事実を知らず、
その甘美な理想だけを教えられ純粋培養される教材に
チャップリンのホントは2時間ある「独裁者」を
すごく短く編集したものを使っているってのは何やら笑えないなあと。
つまり情報操作することで事実が歪んで伝えられるってのは
このご時世感じる事だよなあってね。

この映画、作りはけっこうこだわりがあるようです。
低予算で作られたと聞いたけど立派なモンです。
誰が観ても楽しめる映画ではないです。
でも私には超B級の香りがする印象深い映画でした。






2012年10月2日火曜日

ついに買えたMacbook proと「最強のふたり」

やっと買いました、新しいPC。
さほどPCには詳しくないけど以前から使っているっていうことで
やはりapple製品になりました。
一番安い機種とは言えいきなりは買えない事情の身。
しかもアレンジに使っていたソフトが最新のPCには対応していないとのこと。
「ひえ~、最新のバージョンを買わないといけないのか(涙)」
さらにホームページを作っていたソフトも同じ状況。
再び「ひえ~、最新のバージョンを買わないといけないのか(涙)」
てなかんじ。。
そんな事情はさて置いても新しいPCは快適そのもの。
ボチボチやって行こうと思います。

さてこれを書いている今日からもうまもなく
Orquestra Sambador Oriente
(オルケストラサンバドールオリエンチ)のライブが10月3日におこなわれます。
左側上部に案内があります。ぜひお越しください!
また、前回ブログにある東北ツアーもぜひ!



久しぶりに、はい映画。
「最新のふたり」
ヨーロッパで記録的な動員数を生んだというフランス映画。
超リッチだけど首から下がハングライダー事故でマヒしている中年の障害者と
彼を介護するハメになった貧乏で問題を抱えた黒人の若者の物語。

素晴らしく良かったです。
この映画、大好き。笑えるし泣ける。
黒人の若者、ドリスと障害者である中年男のフィリップが心の繋がりを紡いでいくのだが、
ドリスは障害者への同情を元にフィリップと接してはいない。
相手の性格、人間性と正直に向き合っているようにみえる。
首から下がマヒしているフィリップをからかったりするシーンなんかこっちがハラハラする。
自分の出生や家族が複雑な状況の中、
他人との接し方は子供がそのまま大人になったみたい。
そう、ドリスはすごくシンプルな人間。
一方、複雑なのはフィリップの方で、自分の気持ちを正直に表現できないでいる。
表現しないことで周囲と壁を作っているよう。
それがドリスと接していくうちにその壁が徐々に取り払われていく。
シンプルに生きていきたいって気持ちは私自身にもあるから
ドリスのような言動はうらやましいなと。

ブラックユーモアもチョイチョイあり笑えるけどこの二人の心の繋がりが感動的。
しかも大袈裟にその感動を映画の中で表現していないのがいい。
二人の表情だったり劇中の音楽だったりが観客の気持ちをゆるやかに動かしているよう。
この手の感動的な映画にありがちな大袈裟で押し付けがましい音楽は今作にはない。
劇中の音楽、良かったと思う。
一瞬、「セントラルステーション」のジャキス・モレレンバウムの音楽をイメージさせた。
オトナな会話もあるから小さい子供にはどうかと思うけどお薦めの映画です。
実話を元にした作品。
実在する「最強のふたり」もエンドロールでチョイと見れる。