2022年2月11日金曜日

2022年になり年一回のこのブログ更新もせめて月一とかにしたい今日この頃(といってももう2月半ば..)。 60歳過ぎてまだまだミュージシャンとしての課題は山積み。 でも資本は健康な身体。健康に気をつけたいと思います。 バネ指、腰痛、膝痛、飛蚊症と病気自慢するにはまだ程遠い症状ですが頑張ります。 最近、いろんな音が気に触るようになってきました。 バスを利用してて子供が降りる時に大きい声で「ありがとうございました」と言う。 私はそれがうるさくて静かに降りて欲しいと思う。 歩いている自分と関係ない車のクラクション。頭上を飛ぶ羽田新ルートの飛行機騒音。 カフェでリモート仕事する人の電話。 パチンコ屋が店外に流す音楽。 そう望まない音楽は本当に苦痛。 海外で外出禁止くらいの厳しい規制があった時、みんなに聞かせようと 一流の音楽家が近所の人たちに聞こえるように演奏して拍手喝采浴びる動画がyoutubeにも上がっていた。 でも中には耳を塞いでそれに耐えてた人もいたはず。 どんなに良い音楽だって今それを望まない人には苦痛以外のなにものでもない。 良い音楽を聴けるのが希少だった頃とは違って今はネットでなんでも望むものが聴ける。 もちろん生演奏とは違うけど生演奏だったら自分が行きたい時に行ける機会がある。 街に溢れる望まない音が苦痛な時があります。 演奏ではどうかな。 自分が望む音をライブで出せているかな。 ライブではそれぞれのミュージシャンがその時々で最善の音を模索して演奏している。 その中で自分はそれに見合う音を出せているのか常に不安です。 最善と思うことを全力で演奏しているけど終わればあれで良かったのかと思う。 ごくたまには自分なりに良い演奏になった時もある。 願わくばその時の演奏が、音がお客さんにも伝わり思いを共有できたらなあと。 最近アニメを観てます。 王様ランキング メイドインアビス どちらも面白いです。

2021年6月27日日曜日

音楽映画2本と親知らず

数日前から歯茎が腫れている。痛いです。 歯医者さんへ行ったらおそらく親知らずが元で周囲が炎症を起こしているのでは、との事。 痛み止めと抗生物質飲んでますがまだ治りません。 歯茎だけで済まなくてホッペまで腫れております。 そんななのに楽器を吹くと口腔内に圧がかかるからどうもね...。 柔らかめのリードを使ってますが特に上のラから高音がキツイね。 聞くと親知らずとっくに抜いているって人はけっこういらっしゃるようで。 これがいずれ落ち着いたら抜いた方がいいんでしょうかね。。泣くかもな。。。 管楽器吹きにとって歯は大事。時々歯医者さんには行っているから安心してたらこれだもんなあ。 ダブルリップでサックス吹いている人にとっても大事かな?私はファットリップで吹いてるからわからないけど。 そのうち入れ歯とマウスピース一体型の製品できたりしてね。 洗う時はもちろんポリデントで。 あ、以前マウスピースをポリデントに浸けた人がマウスピース変色したと。安易に試さないでね。 映画はアレサ・フランクリンのゴスペルライブ「Amazing Grace」とデビット・バーンの「American Utopia」 特にアレサのは一曲目から泣きました。思い入れだのいろいろあって...。 とにかくどちらの映画も本当に素晴らしいと思います。オススメしたい。 そのうちこの映画についてまた書きたいと思いますがいつになるやら。

2021年2月1日月曜日

コロナコロナでもう..

2020年最後のライブは残念ながら実施できずに年越ししました。 明けて2021年になると1ヶ月緊急事態宣言。どうやらこれももう1ヶ月延びそう。 ライブはどこも中止かやってもお店の閉店時間である夜8時に合わせたライブ時間。 もう勤め人は来られませんなあ。 ライブが終わって何か食べて帰ろうとしてもどこもやっていない。 だいたい.... いや、もう愚痴はやめよう。どっちを向いているのかわからない政府のコロナ対策なんかあてにしてられない。 今年挑戦しようと思っている事があります。 一つは音楽制作。今までサックス四重奏の譜面をアレンジして販売しているけど(右のコーナー見てね)、音楽を作ってみるってのはやった事がない。 何事も始めるのに年齢は関係ない、ってことにして挑戦しようと思います。まずは制作のソフトに慣れることから(そこからかよ💦) もう一つはyoutubeを使った生配信。 これは映像を仕事にしている方の協力を得ての挑戦。お互いネットの生配信は初めて。 試行錯誤の繰り返しですが演奏の場が減ったため少しでも自分の事を発信していかないと、との想いから始めた事です。 次回は2月14日(日)20時くらいからyoutubeの私のチャンネルで配信します。 このブログ同様、塩川光二 奏酒庵というチャンネルです。検索してみてくださいね。 今までやってた事だけではなく違うことへの目を向けさせたコロナの時代。多くの方たちにとって厳しい時代ですが何かやらないとなあと。 まずは自分にできそうなことからですね。 最近映画はあまり観てませんがサブスクリプションの動画サイトを利用して映画だのテレビアニメだの観てます。 けっこうハマってます。この話はまた次回(っていつになるやら..)

2020年3月11日水曜日

3.11と新型コロナ

あれから9年ですな。
今日の午後、短い時間だけど手を合わせて黙祷しました。
あの日を境に人生観や価値観に変化を持った人はとても多いと思う。
今の生活が突然今まで通りにならなくなることが起こり得る、その覚悟はできてると思っていた。
有象無象の情報に惑わされることなくそれぞれが冷静に判断して行動できると思っていた。
でも今回のコロナの件で流れたデマに振り回された人の何と多いこと。
もちろん自分だけはそんなデマなんかには絶対流されないなんて言えない。
ただこうゆう時だからこそ冷静でいないと、と思う。
さらに様々な自粛の波。
ジャズライブバーでの少ないお客さん相手に演奏する機会さえ自粛するとこがある。
個人レッスン、ヤマハ音楽教室の休業。
収入もだけど自分がやりがい、生きがいと感じているのは音楽を通じての人とのコミュニケーション。
正直キツい。
練習、作曲、サックスアンサンブルのアレンジ。音楽に関わる時間はある。
でもそれらは聴いてくれる人、楽しんでくれる人がいると思うからやりがいを感じる。
今は何となく意欲がわかないなあ。
てなことを言ってると昨日、3月10日に亡くなったドラムのジョージ大塚さんに怒られる。
ジョージさんの生前、怒られ必死でそのドラムについていった日々があったから今があるんだよなあ。
頑張ります。
リンクはPhil Woodsとジョージ大塚さんのトリオ(市川さん 古野さん)演奏。youtubeです。
Windows ..Phill Woods & the Japanese Rhythm Machine

2020年1月22日水曜日

寒くなったんで駄句をば...

ここにナンも書かないうちに2020年となりました。ハハ...。
以前寒い時に作った駄句などこちらに恥ずかしながらご披露。あー恥ずかし。。

炊事場の小さき背中やキリタンポ
熱燗や一筋溢る母の文

どうだ、恥ずかしいだろう。

膝、腰、この年齢になるとみんなどこか痛いんだけど今抱えているバネ指のトラブルはホント困ったもんです。

なんとかなだめつつもっと高い音楽性と技術へ向けて頑張ろう!
もちろん自分だけの力ではそれは実現できない。
共演するミュージシャンがそれらを持ち合わせていると曲中では各々の音の会話で
想像もできない展開へと繋がっていく。願わくば自分もその会話の中にいたいと思う。
その会話の中で自分は上手く話せなくても瞬間「これを」と感じることが大切なんだと思う。
彼らの会話の中に入り自分の発言でまたその会話が一つの方向に向かって行けたらどんなに幸せだろう。
そうなるにはまだまだ自分には足りないことが多いなあ。
でも足りない自分を気づかせてくれる共演者を心から尊敬する。
そして「オマエとの会話はつまんない」と言われないよう彼らのレベルに追いつかないと。
昨年は自分より年下だけどそんな尊敬すべき優秀なミュージシャンの悲しい出来事が多すぎた。
頑張ります。。


2019年3月26日火曜日

桜の季節と「グリーンブック」

都内は桜の季節を迎えようとしていますな。
あちこちにある桜を眺めながら歩くのも楽しいもんです。
それにしてももう3月が終わり4月になろうとしている。は、早すぎる。。
今年は特に早い。今月いろいろあったけど印象的なのは...
3.11の日にはいつも通りあの時間に手を合わせた。
人生初めての火鍋を食べた。
ベースの巨匠、ミロスラフ・ヴィトウスのライブを聴きに行った。
自分の音楽を追求し表現する姿を見ているとヌルい自分に喝を入れられたような気がしました。
本当に素晴らしかった。

さて、スマホにしてから文章はフリック入力で打ち込んでおりますがなかなか...。
聞けばスマホの人でもガラケーでの文章入力のようにやっている方も多いようで。
つまり「て」を入力するときは「た」の表示をサササッと4回打つという。
ガラケー歴の長い私にはそっちの方が多分サクサクできるとは思うけどそれも悔しい。。

来月4月17日、いつものOSOビッグバンドのゲストにブラジルの至宝、
クラリネット、サックス奏者のナイロール・プロヴェッタさんを迎えてライブを行います。
バンド結成した10年前には考えられないことでした。
場所は赤坂のBフラット。本当に楽しみです。

はい映画
グリーンブック
アカデミー賞3部門受賞というすごい映画。
黒人差別がまだ激しい60年代の南部をツアーする黒人ピアニストと白人のドライバー兼マネージャーの話。
最初は理解し合えない二人が最後は大事な友人になるってのはフランス映画の「最強の二人」を思い起こさせる。
この白人ドライバーの意識が変わったきっかけは多分相手のピアノ演奏を聴いた時だと思う。
演奏の素晴らしさが相手を認め尊敬していく芽を生むことになったのかな。
偏見なく良いものは良いという自然体でいられる個性だからこのドライバーも乱暴な人だけど善人なんだと。
幸せな家庭を描くシーンが結構あるのでそんなところでも善人っぷりが表現できていると思う。
この自然体な姿勢がかたくななピアニストの心を柔らかくしていく。
いい映画です。
いい映画だけどアカデミー3部門受賞というスゴい映画かというとそうでもない気がする。

それにしてもドライバー役のヴィゴ・モーテンセン。
私の好きな「Road of the Ring」に出ていたかっこいいアルゴランが
役作りとは言えこんなになっちゃって、と思ったのだった。



2019年2月25日月曜日

ガラケー卒業と「女王陛下のお気に入り」

だいぶ暖かくなりました。でも花粉症の方々にはツラい季節ですな。
四分休符、消えません。おそらく今後ずーっと残るとのこと。
ただ幸いなことに今以上は悪化していないので仕方ないなと受け入れております。
飛蚊症が現れたらとっとと眼科に行ってくださいね。
私はこのまま一拍遅れの人生を送ります。悪化しなければだけど。
一拍遅れと言えばこれまでガラケーを使っておりましたがついにスマホに変えました。
このご時世ガラケーを使っていたのは一拍遅れどころではないか。
連絡手段としてラインやメッセンジャーなどが主流になりつつあるのでしょうがないかな。
それに乗り換え検索とかいろいろ。。
それにしてもこのスマホ全盛の今までよくガラケーで頑張ってきたと思います。
スマホに変えたので他にガラケーを使っている人に申し訳ない(笑)
ついこの前まで電車の中でガラケーを開くときなど恥ずかしいとかではなく
「君たちこれ持ってないの?ふーん」ぐらいの気持ち。
しかし私も皆さんと同じスマホユーザーになったのだ。
でもフリック入力、慣れません。
せっかく変えたのだから意地でもフリック入力でいこうと思うのだ。
そしていつかは片手で華麗に文章を打てるようになるのだ。

はい映画
「女王陛下のお気に入り」
まさに今日、アカデミー賞の発表があり女王役のオリヴィア・コールマンが主演女優賞を獲得した。
確かにこの方の演技素晴らしいと思いました。映画も面白かった。
物語は女王に使える女官があれやこれやの手段でのし上がっていく話。
のし上がる方も蹴落とされる側も強力にしたたかで
劇中、双方の緊迫したやり取りに引き込まれる。
蹴落とす側の女優エマ・ストーンがまた美しいのでその手段のエゲツなさにギャップを感じる。
女王が何かとわがままで駄々をこねるのだが
その表情、セリフのトーンが様々なシーンでバラエティに富んでいて
駄々をこねる内面の心理をうまく表現していると思う。
公式サイトにあるようにこれは確かに英国版「大奥」と思うが女官同士の戦いに
当時の最高権力者である女王がこの二人に関わり、
国の運命を左右するような大事態になるのも何やら面白いなと。
宮中のダンスシーンの振り付けが現代的で面白かった。衣装もいいなと。