2012年1月20日金曜日

リスボン12月6日その1と「リアルスティール」

早く目が覚める。
まだ体調はイマイチだけど確実に良くなっていると思う。
100ユーロ紙幣2枚を細かくするため両替所へ。
さいわい、宿のすぐ近くにありしかも早くからやっている。

近所のカフェで軽食。
カフェオレにどばっと砂糖を投入する。
宿に戻り日帰りできる近郊の観光へ。

ロッシオ駅に行き、近郊周遊券的なものを買う。
9時前の電車に乗りシントラへ向かう。
シントラはいくつかの宮殿や古い城塞跡などあり、町が世界遺産に登録されている。
また天正少年使節団も訪れた町。
駅前から市内周遊バスに乗りまずはムーア人が作った城塞跡へ。

このムーアの城塞は7〜8世紀に作られた。
ポルトガル版万里の長城みたいのかな??
多くの部分が十字軍の時代に破壊されたと言うことだが
残った部分を今は大事に保存している。
高い所に登ると眼下に広がるシントラの町や大西洋。
素晴らしい。
こうゆうあまりお土産屋もない廃墟的なところ好きなんだよなあ〜。
ただ階段を上ったりでけっこう歩くのでキツい。汗をかく。
また体調悪くならないかチョット心配になる。
周遊バスで降りたバス停からまたバスに乗り(周遊券を見せると乗り放題)、
今度はペーナ宮へ。

ペーナ宮からの眺めも素晴らしい。
ここは城塞跡と比べると人も多い。
おそらく面白い建築様式、華やかな装飾。
ざっくり観て再び周遊バスでシントラの中心地へ。

シントラ宮殿の近くのレストランで食事。
野菜のスープ1.5ユーロ、タラの玉子を合わせ炒めたもの9ユーロ。
店のオジさんと、この辺の話題や日本の話題など少し話す。
「なんで日本人なのにブラジル風のポルトガル語を話すの?」
とか聞かれる。

シントラ駅前からバスに乗り今度はユーラシア大陸最西端の岬、ロカ岬へ向かう。
途中、通り過ぎるいくつかの小さな村の風景がなんともいえず旅情気分にさせる。

ユーラシア最西端ロカ岬は岬らしく?何もない。これですよこれ。
小さな土産物店と事務所。
この事務所に行くと最西端に来た証明書をくれる。(売っている)
突端近くには記念碑があり、
「ここで地が終わり、海が始まる」と書いてある。
次のバスまで1時間くらい。
ブラブラしてると日本人らしきバックパッカーの若者。
話をする。
彼「僕の知り合いの4、50代の人たちは一人旅なんかもう面倒くさいって言ってますけど、
年輩の方でも(なんだと!?)一人旅してるよ、って伝えます。」
だと。

バスに乗りカスカイスへ向かう。
シントラよりはるかに大きな町。
ここの鉄道の駅から出発したときとは別路線でリスボンへ帰る。
終点から地下鉄に乗りロッシオへ行き、宿に戻る。

写真は城塞、城塞からの風景、ロカ岬の記念碑。
この後、ファドを聴きに行ったんだけどそれはまた次回。

で、はい映画。
「リアルスティール」
Xmenシリーズでもおなじみのヒュー・ジャックマン主演。
予告編を観てロボット版ロッキーの予感をしていたが、まあそんな遠くないかな。
ただ、勝利を目指す成功へのストーリーがメインではなく、
オトナっぽくない父親と彼が捨てた子供との関係修復の過程がメイン。
この子供役のダコタ・ゴヨ君、素晴らしいです。
かつてのオスメント君みたい。
迫力あるロボットのボクシングシーンやトラックで移動する風景がキレイに撮れていて
人間ドラマの濃い部分とバランスとれているような気がしました。
あまり押し付けがましくない映画で好感持てました。
大人から子供まで楽しめる映画。