2011年6月4日土曜日

新幹線こだまと「セルジュ・ゲンズブール」


先日、仕事で静岡へ行ってきました。
新幹線「こだま」に乗りおよそ1時間半。
静岡駅には「ひかり」も停車するからそれに乗ってもよいのですが
私の趣味で「こだま」に決めました。
なぜか?長く乗っていられるからでございます。

秋田にいた頃、遠く秋田駅から聞こえる蒸気機関車やディーゼル機関車の汽笛に
かなわぬ旅を妄想しておったのでざいます。(横に書いてある紹介文にもありますが...)
汽車に乗るのが好きなのでございます。
秋田へは新幹線「こまち」だけではなく
上野から青森行きの寝台特急「あけぼの」でも行けます。
寝台特急がなくなる一方のご時世、みなさまには
東北へ旅行する機会あればぜひ利用していただきたいもんですな。
青森-大阪間を走る寝台特急「日本海」なんてなかなか乗る機会がありませんがあこがれの列車ですな。

で仕事で行った静岡ですが帰りは当然お疲れさんのビールと駅弁。
汽車に乗って、あ、電車か..ま、とにかく至福のときでございます。

はい映画。
「ゲンズブールと女たち」
セルジュ・ゲンズブールというフランスのシンガーソングライターのお話。
彼の歌や曲にはあまりなじみのない私ですが映画はおもしろかった。
作品も生き方も過激で、常識とギリギリの淵を歩いているよう。
そんな危うさが、この映画で登場する女性たちには特に魅力的なんでしょうかねえ。
劇中のセリフ(日本語訳ですからホントはどうゆうふうに言っているかわかりませんが)
「オレは救いようのない男だ」
刺激と変化を求めるあまり相手の気持ちを傷つけてしまう。
それがわかるから当然自分も傷つく。癒す為に次の作品を生み出す。
単に反骨的な作品を書くのは簡単だけど多くの人の心をとらえるのは至難の業。
ゲンズブールはそれができた人だったんでしょうなあ。
監督は漫画家でもあるとのことでコミック的な表現もあるけどいい味出してる。
ジェーン・バーキン役の美しい女優さんがこの映画を撮り終えた後自殺してしまったという。
残念です。