2013年5月3日金曜日

カンボジア最終回No.5 part 2と「船を編む」

前回ブログで福井での様子をチョイと書きましたが
もうちょっと書こうかな。

この日は三国町安島の雄島祭りと言うお祭りもありました。
雄島へは橋を渡って行く事ができ原生林の中、見事な椿の木を見る事ができます。
この時期はその橋にずらっと大漁旗と鯉のぼりが。


このお祭り、地域密着であまり観光化されていません。
地元の大湊神社から御神輿が出て町内を練り歩き各氏子の家を周り、
最後はなぜかここ安島の小さな漁港から海に飛び込みます。



ちなみに昨年の模様が
http://www.youtube.com/watch?v=GmmihqF1yzg
いや実にいいお祭りです。
でその夜に安島のお店、ハウスアムメーアと言うところで演奏し、
その時の模様を梅津さんというアマチュアカメラマンの方に撮っていただきました。


多くの方のおかげで温かな一日を過ごす事ができました。
ここ福井の名物に越前そばというのがあり、
何カ所かでいただきましたがどれも美味しかった。
最後に行ったお店がここ


ではカンボジアへ.....
3月26日
「シャワー浴びたいね〜」と誰かが言うとガイドさん「ありますよ」。
聞けばマッサージ店があって、そこにはシャワールームもあるとのこと。
シャワーを浴びてさらにマッサージとは願ったり叶ったりでございます。
いくらかのお金がマッサージ店からガイドさんに行くんだろうけどそんなのどーでもいい。

このマッサージ店で(あ、いかがわしいところではなく、普通のマッサージ店です)、
男性は1階で4人仲良く順番にシャワーを浴び、ゴロンとなりそれぞれ施術を受ける。
たくさん歩いて棒になった足への施術が以外と上手で、心地よくなり眠りそうになる。
でもマッサージを受けて悔しいのは気持ちよくなり寝てしまう事なのだ。
無理に起きていてその心地よさを実感しつつ90分を終える。
一同スッキリしてお店を出る。


その後、シルク製品などを置いてある市内のお土産屋へ連れて行ってもらう。
女性陣のテンションが上がる。


さらにこのシェムリアップで活躍する日本人女性のお店、
アンコールクッキーのお店へ行く。
店内はほとんど日本人観光客。
レジでは現地の女性店員が日本語で日本風の対応。
「〜ドルお預かりいたしました。〜ドルのお釣りでございます...」とか。
どこか不自然さを感じるものの、ここまで社員教育をする
日本人オーナーの気合いの入り方に若干圧倒される。

お店を出ると夕方過ぎていてもう真っ暗。
まだちょっと早いけど空港へ向かう。
まずタイへ行き、そこで成田行きに乗り換える。

空港へ行くと我々の乗る便がキャンセルになっている。
一同動揺する。
一行の一人の女性がチェックインカウンターへ行き交渉し
一つ早い便に全員振替えることができた。
空港へは早めに着く、は大事でございます。

カンボジア、シェリムアップからタイのバンコクまで4、50分。
バンコク到着後、東京行きと名古屋行きとがお別れ。
乗り換え時間たっぷりあって安心。
ビールでも飲もうかと思い構内の売店で缶ビールを買ったら7ドルもしやがった。
怒りのあまり数秒でこのビールをかたずけてやった。

ここまで、お腹の具合はというと、
マッサージ店で一回、お土産屋で一回トイレに行きいずれも残念なまま。
バンコクでも同じ。

成田へは再びタイ航空。CAのオネーさん美人。
またも映画観て、食事してと思ったけど爆睡してしまう。
気流の関係で帰りは行きより短い飛行時間。

成田に着くと雨。そして寒い。
毎日30℃以上のところにいた身にこたえる。
日本に帰る頃には終わっているだろうなと思っていた桜がまだ残っていた。
誠ちゃんの車で送ってもらい帰宅。

初めての東南アジアはいい事ばかりであった。
カンボジアと日本のオーガナイズ、アテンドしてくれた方たちのおかげです。
また行ってみたいな。お腹こわれるのはこまるけど。。

で、そのお腹だけど、下痢が1週間以上続きました。
腹痛、熱もなかったので病院には行かなかった。
ナニやら復調の兆しが見えてもそこからまた少し時間かかったです。
どこの国に行ってもびくともしない体になりたい...。



はい映画。
「船を編む」
松田龍平の主演。この役者ウマいなあ。
辞書を作るドラマと主人公の恋のドラマが同時進行する。

チームとして作業する辞書作りでは
その過程や苦労、登場人物たちの個性をわかりやすく表現している。
ヒューマンな映画も多いイギリス映画では作業の細かい説明はあまりなかったかな。
ブラスバンドの演奏技術、バレエの技術、サッカーの技術、ウイスキーの製造法だの
あまり細かいそれぞれの説明は印象にない。
この映画では辞書作りの大変さを表現することで、
観る方にもそれを共感しやすくしているみたい。
なのでそれに関わる人たちへの感情移入がしやすいのかなと。

恋のドラマの方は宮崎あおいが主導権を持って演じてたような気がする。
主人公の表情のなさと対照的で、それぞれのシーンでの豊かな表情が印象的だった。
いい役者たちがいい個性を発揮していると思う。

辞書完成までの15年間に起こる事柄を大げさに表現しないところがスゴく好感持てます。

「言葉」ってものを題材に人とコミュニケートする事の意味も感じられる映画ですが
音楽ではどうなのかなあ、同じ事もあるなあと。
「音」でコミュニケーションを取るからには音を出さないといけない。
でもいい音、フレーズをたくさん知っているからって
それをドンドン繰り出せばいいってもんじゃない。
また共演者とは音だけに集中するのではなくその体の動きにも注意を払わないといけない。
まず「音」ありきではなく表現への「思い」ありきなのかなと。

そんなに多くの邦画を観ていないけど最近観た中では一番好きです。
ぜひ観てねー!