2012年5月30日水曜日

金環日蝕と「裏切りのサーカス」

日蝕の日の朝は寝坊して観られないという失態。
テレビニュース観測でした^^;
それにしても自然の、と言うか宇宙の摂理てのはたいしたもんですなあ。
宇宙で起こる月蝕だの日蝕だのの事象のたびに地球は宇宙の一部分なのだなと思います。
いずれ訪れる太陽の寿命まで地球はあるんでしょうかね?
自分たちの生きる地球を大切にしたいですな。
破壊するのは簡単なようですし。
何世代も後の地球人たちに
このたかだか数十年の間のことのツケを負わせることはイヤですな。
原発、こりごりです。
日本人は忘れやすい、と言われますが
年月が経って、まあ原発でもいいか〜、なんて言いたくない。

はい映画。
「裏切りのサーカス」
アクションシーンのないスパイ映画。
謎解きが主のサスペンスだけど、
謎を解明する側、される側の人間模様が淡く、かつ印象深く描かれている。
観終わってからなんだか小説を読んだような気になった。
セリフ以外の部分のト書きを感じた。
でもフォーサイスのスパイ物とは反対の、落ち着いた雰囲気の小説。
名優揃いの役者たちもこの映画の空気感をガッチリつかんで演じていると思う。
特にその雰囲気をゲイリー・オールドマンが主役で演じて醸し出している気がした。
この映画は、これまでのこの人の演技の印象とは全く違う感じがする。
最近の映画にはない雰囲気を持った映画。
これはもしかしたら名画かも〜。
ちなみにテーマ音楽もすごくよかった。


2012年5月20日日曜日

五能線と映画は今回無しよ

ゴールデンウィークが終わったあと、しばらく秋田に帰っておりました。
田んぼは代かきも終わっていよいよ田植えという季節でした。
そして新緑が目に眩しく、萌える生命力に溢れた木々に元気づけられたようでしたな。

私が秋田で生活していたころは今ほど各家庭に車が普及していなかったせいで、
秋田県内でも知らない、行った事のない場所が沢山ありました。
それが車の普及や道路の整備のおかげで県内も近くなりました。
それで今回は行った事のなかった県北の八森へ行ってみました。
車で走っている途中、遠くにまだ雪のある白神山地の山が見えたり
海辺の温泉に入ったりして、初めてのまだ知らなかった秋田を満喫してね。
能代から先はJR五能線にそったかんじで北上するんだけど、
この五能線、冬にSLが走るのを昔写真で見て乗りたかったなあー。
イメージ通りの冬の日本海、イメージ通りのSLがゴシゴシ走る様子。
いつかこのSLに乗ってみたいと子供のころに思っていたモンです。
でも今はナニやらシャレオツな汽車が走っているようですが。
ま、とにかく海岸線は美しく、時折見せてくれる雪の残る白神山地の山々。

秋田のどこの人も言う、「この辺、なにもないから」
いやいや沢山あるじゃない、といつも思いますな。
自信を持っていろんな人におすすめする秋田です。
残念ながらまだ行った事のない県の2位になってしまっております。
http://www.excite.co.jp/News/net_clm/20120511/Goorank_26524.html
ぜひ行ってねー!!
写メは途中で撮った白神の山。

2012年5月9日水曜日

またも鼻血と「少年と自転車」

ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしたしょうか?
報道などで見ると活気ある連休だった様でいいなと思っております。

さてキタナい鼻血ネタで申し訳ない。
以前にもジブリアニメを観てたら鼻血が出た、って話を書きましたが
(2010年7月のブログ)
昨日またも情けない鼻血ネタを作ってしまいました。
お昼ご飯に定食屋でカツ丼をいただいたのですが、
お店の中が暑く、モワ〜ンとした空気。
熱々のカツ丼を8割くらい食べすすんだあたりで鼻からナニやらたれるかんじが。
イヤな予感がし、指でさわると真っ赤。
目の前の紙ナプキンを裂いてまるめて鼻に突っ込みつつも
大大好物のカツ丼を目の前にし、いささかも食欲は衰えず、
なおも箸を進めようとするもその血の溢る勢いヘタレな紙ナプキンを屁ともせず。
隙をみて一瞬箸を置き次なる防御と思い更に丸め鼻に挿入した紙ナプキンであったが、
攻防戦を続けるうち食欲が失せ、あと少しで完食
というところで誠に不本意ながら箸を置き顔を隠すように店を出た。
もちろん戦いの証である染まった紙ナプキンは主戦場に残さず
更なる紙ナプキンに覆われポケットにしまわれて別の場所のゴミ捨て場に廃棄した。

食事を残す事に罪悪感を感じる世代なので
理由の如何にかかわらず敗北感につつまれ店を出たのだった。

鼻血ネタは実を言うと他にもあり、
20年くらい前にライブで演奏中にもあったのだがそれは今度。

はい映画。
「少年と自転車」
昨年、カンヌでグランプリを受賞したベルギー映画。
現実的なストーリー。
以下、ネタばれで申し訳ないっ!
唯一信じていた父親に捨てられ過酷な環境で生きていく少年。
それでも外界の何かと繋がりを求めたいと思う象徴として
自転車への固執が描かれているように思える。
しかし結果、自分と同じアウトサイダーの匂いのする方へ繋がりを求めて行って
犯罪を犯してしまう。
この時の里親となって彼とともにいた女性の対処の仕方がハートフルでうれしい。
少年もやっとその里親の気持ちを感じ取っていい方向へ行く。

不安定な少年を中心に物語が進むので、
観ているオトナも(私だけど)がハラハラしながら観ている。
感情移入しやすい。
だってオトナだって(あ、私の事だけど)不安定な気持ちをいつも持っているし。
少年の視線が斜め下でどんな子かわかりやすい。
少年のオヤジのダメっぷりの描写もしつこくなくて焦点がわかりやすく好感持てた。
そんなに明るくないけどさほど暗くない映画。
劇中音楽も最小限にしか使われてなく(つかほとんどなかったかも?)、
ドキュメントっぽい雰囲気。
印象深い映画でした。


2012年5月2日水曜日

新タマネギは美味いと「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」

一人暮らしが長かったモンで家事全般一通りの事はできます。
でも料理に関しては学生が作る様な簡単なものしかできませんが...。

最近ハマっているものが新タマネギを使ったサラダ。
薄くスライスするところから始めます。
スライサーなんか使いません(ホントは欲しいけど)包丁を使います。
水にさらしてしぼります。
小さく切ったカリカリベーコンとか練り物とかアクセントになるもの入れます。
味付けは粒マスタードをどば。お酢をどば。
オリーブオイルかグレープシードオイルをどば。
塩こしょうに京都名物黒七味。
パプリカも入れたらキレイ。

TVのCMでやってた、新タマネギにポン酢と鰹節てのも美味しかった。
お酢を使った料理はいろいろあるけど簡単なのは
キャベツと手羽元のお酢煮込み。お酢を入れたら味付けは醤油だけでほとんどOK。
お酢、タマネギパワーで血液サラサラを目指そう。

あと中華料理にもトッピングでお酢をかけることもたまにありますな。
例えば五目あんかけ焼そばなんか、食の後半か終わりくらいに少しかけると美味しい。

健康的な日々を送らずしてこれまで過ごしているのに、
健康に少しでも気を向けるというのは年のせいですかね。

はい映画。
「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」
前作に引き続きロバート・ダウニーJrとジュード・ロウのコンビ。
全体の色合いが何となく暗い感じなのは前作と一緒。
19世紀終わり頃の、イギリスが産業も国力もそうとう元気だったころが舞台。
でも煙のせいか気候のせいかわからないけど色合いが暗い。
衣装や背景は当時をおそらくキッチリ再現しているんでしょう、興味深いです。

アタマを使う謎解き映画ではなく、
原作のイメージとは全く違うホームズとワトソンが繰り広げる
痛快娯楽サスペンスアクション映画です。
アクションシーンも前作と比べるとパワーアップしている。
このシリーズの特徴の一つである、
ホームズが戦うシーンにある、
一瞬で戦いをシュミレートするスローの場面も相変わらず面白い。
マンガの東大物語で主人公が一瞬でスゴく沢山の事を妄想するのをイメージさせます。
こういった演出だけではなく、クスッと笑えるシーンも多くて楽しめます。
演技派二人の主役の実力は申し分なく、
セリフの掛け合いにもスピード感や緊迫感あって演劇的にもすごく楽しめた。
3作目も期待しちゃうなあ。
気軽に観ると楽しめると思います。