2012年3月16日金曜日

寝台特急「日本海」と「戦火の馬」

そんなに詳しくなくとも、あるいは興味の度合いの深い浅いはあっても
男子はだいたい鉄道が好きだった。

子供の頃、思えば秋田から親戚のいる九州に行ったときは
まずは大阪へ寝台特急「日本海」だったり急行「きたぐに」だったりした。
(関西への修学旅行のときは特急「白鳥」だったなあ。)

「日本海」に乗ればそこはまさに非日常の空間であり、
さあ、夜も遅いから眠りなさいなどと言われても興奮して眠れるわけないのだ。
閉め切られたカーテンの隙間から
通過する踏切の警報音を聴き、通過する真夜中の駅、停車した駅など目を見開いて見ていた。
朝は周囲が明るくなったころから通路の収納式の椅子に座り、窓外を眺めていたのだ。
やがて係の人がベッドを収納しにくると普通に座席ができある。
あ、ここまで昔のB寝台の話ね、A寝台以上には乗った事ないから...。

急行「きたぐに」で大阪から秋田に帰ってきたときは、
大阪から新潟、ん?直江津かな?まで電化してあったので
電気機関車(機種まではわからないけど)が牽引していたと思うが
そこから先はなんと蒸気機関車の二重連であった(これも機種までわからない)。
夏だったので窓は全開。気持ちのいい旅。キラキラ光った美しい日本海沿いを走る。
トンネルはスゴいよ。煙が入ってくるので車内はモウモウ。
秋田に着く頃はみーんなススで真っ黒!

この「日本海」が3月17日で定期運転を終了することになったので
つい先日秋田に帰っていた3月13日、秋田駅に入線する日本海を撮ってみた。
動画だけどここには重くてのせられない。ん〜、どうしよう??

はい映画。
「戦火の馬」
スピルバーグ作品。
最近のスピルバーグ作品はなんだかなあ〜と思う物があった。
でもこの作品はスピルバーグらしいヒューマンな感動作に仕上がっていると思う。
ロマンチックで温かい。
主人公家族はどこか山田洋次的なファミリーの描き方のようでもあった。
馬同士の友情(なんか変だけど)もあり、馬に演技賞あげたいくらい。
映像は素晴らしい、特にラストシーン美しい。
そして音楽が素晴らしかった。
しかし背景となった第一次世界大戦では
現実として馬を戦争の道具として扱っていたのは事実で、
多くの馬が収用され死んでいき、生き残った馬は食用にされたようだ。
wikipwdiaより