2019年3月26日火曜日

桜の季節と「グリーンブック」

都内は桜の季節を迎えようとしていますな。
あちこちにある桜を眺めながら歩くのも楽しいもんです。
それにしてももう3月が終わり4月になろうとしている。は、早すぎる。。
今年は特に早い。今月いろいろあったけど印象的なのは...
3.11の日にはいつも通りあの時間に手を合わせた。
人生初めての火鍋を食べた。
ベースの巨匠、ミロスラフ・ヴィトウスのライブを聴きに行った。
自分の音楽を追求し表現する姿を見ているとヌルい自分に喝を入れられたような気がしました。
本当に素晴らしかった。

さて、スマホにしてから文章はフリック入力で打ち込んでおりますがなかなか...。
聞けばスマホの人でもガラケーでの文章入力のようにやっている方も多いようで。
つまり「て」を入力するときは「た」の表示をサササッと4回打つという。
ガラケー歴の長い私にはそっちの方が多分サクサクできるとは思うけどそれも悔しい。。

来月4月17日、いつものOSOビッグバンドのゲストにブラジルの至宝、
クラリネット、サックス奏者のナイロール・プロヴェッタさんを迎えてライブを行います。
バンド結成した10年前には考えられないことでした。
場所は赤坂のBフラット。本当に楽しみです。

はい映画
グリーンブック
アカデミー賞3部門受賞というすごい映画。
黒人差別がまだ激しい60年代の南部をツアーする黒人ピアニストと白人のドライバー兼マネージャーの話。
最初は理解し合えない二人が最後は大事な友人になるってのはフランス映画の「最強の二人」を思い起こさせる。
この白人ドライバーの意識が変わったきっかけは多分相手のピアノ演奏を聴いた時だと思う。
演奏の素晴らしさが相手を認め尊敬していく芽を生むことになったのかな。
偏見なく良いものは良いという自然体でいられる個性だからこのドライバーも乱暴な人だけど善人なんだと。
幸せな家庭を描くシーンが結構あるのでそんなところでも善人っぷりが表現できていると思う。
この自然体な姿勢がかたくななピアニストの心を柔らかくしていく。
いい映画です。
いい映画だけどアカデミー3部門受賞というスゴい映画かというとそうでもない気がする。

それにしてもドライバー役のヴィゴ・モーテンセン。
私の好きな「Road of the Ring」に出ていたかっこいいアルゴランが
役作りとは言えこんなになっちゃって、と思ったのだった。