東京は桜の季節も終わり今はハナミズキが可憐な花を咲かせていますな。
実はこの花が好きなんですわ。。
でもこれを書いている現在、秋田では桜のお花見全盛です。
日本ならではのダイナミックな季節感がいいなと思います。
さてリードの話。
私はリードをしょっちゅう取っ替えひっかえしないし、
リードをトクサとか紙やすりで削ることはしない方です。
でもやる音楽によっては使うリードを選ばないとなあと思っております。
先日自分のバンド、「コチッコ」のライブではリードの選択をミスってしまった。
どうミスったかというと、チョイとBig Band向きのリードを使ってしまったところ。
Big Bandだと低い音域から高い音域まで無理なく出せるリードを選びます。
コンボだとアドリブソロがほとんどで
そのアドリブの流れの中で
低い音域、高い音域を好きな音量、ニュアンスで出せればいいので、
アンサンブルのときほど出しやすさにこだわりません。
この前のライブではコンボなのにBig Bandに適したリードを使ったため失敗しました。
どうしたってコンボだと口の圧力が強まるしね...。
あ、コンボでもデュオとかドラムレストリオの編成だったら
カルテット、クインテットなんかとは違うリードを考えないとって思います。
いろんなリードを試して、これだって選んだものは
それを活かす編成で使えたらと思います。
はい映画。
「イミテーション・ゲーム」
第二次世界対戦時、ドイツの暗号解読に挑んだ実在したイギリス人の物語。
実に個性的な主人公なので映画になりやすかったのかなあと思う。
主人公はコンピューターの仕組みを作ったパイオニアの一人、と思います。
対人関係を潤滑にこなすってのが困難な人ってのは今もいて、
その本当の苦しみは本人でしかわからない、ってことが多いと思う。
さらにこの主人公はゲイなので今と違って
性的なモラルに厳しかったその時代に生き残るのは大変だったんだろうなあと。
ことさら自分を取り繕うすべを知らない、
ピュアなこの主人公のような人だったらなおさらなのかな。
他人の個性を尊重する。大切なことです。
変なヤツでも自分より優れた部分がちょっとでもあればリスペクトすべきです。
もっとも、そこに気づくだけの感受性が自分にあればの話ですが。
自分が他に対して感じるアンテナを育てないと無理な話かもね。
あ、とりたててハデなシーンはありません。
ナチスの暗号を解読してバンザーイって映画ではありません。
解読したからその都度犠牲者が減ったってストーリーでなく、
むしろ1万人を死なせないために1000人を死なすような戦争の無情さを描いています。
いい映画だと思うな。