2011年12月25日日曜日

12月1日 その1





なんとなくあまり眠れた気がしないまま8時前に起床。
やや肌寒い。
この時期ここでは8時過ぎに日の出を迎える。
地中海から日の出が見られるのだが今日は曇り空でイマイチ。
Tさん曰く、
「昨日は素晴らしい日の出でしたよ。あれを見せてあげたいですねー」
とのこと。

朝食をいただく。実に美味しい。パンに塗っていたバターがまた美味しくて、
「さすがスペインのバターは違いますねー」と言うと。
「あ、これはイギリス製のバターでこれが一番美味しいです」
オリーブオイルもパンに付けていただいたのだが、
気を取り直しこれこそ当地のものと思い、
「このオリーブオイルは今度こそご当地のですね、美味しいです」
「でしょ〜」
ややホッとする。

今日は明日行なわれるボサノバコンサートのためのリハーサルがある。
路子さんに連れられ、リキちゃん(斉藤力)とともにフエンヒロラへ向かう。
フエンヒロラとマラガを結ぶ鉄道に乗るため
最寄り駅のベナルマデナ駅に行く。

途中、お花屋さんにより店主にご挨拶する路子さん。
当地で華道を指導する路子さんがお花屋さんとお付き合いがあるのは当然と思ったが
聞けばこのご店主、盆栽に関してスペインでも最高のお方。
その深い造詣と人柄で多くの人の尊敬をあつめている。

電車に20分くらい乗ってフエンヒロラに着いた。
歩いて5分くらいで会場の市の文化センターに到着。
ここの音楽教室でリハーサル。
今日は友人のテナーサックス吹きホアンマとピアノのミゲルとで曲の打ち合わせ。
3時くらいまでリハーサルした後、近所のシーフードのバールで昼食。
茹でたエビ、タラコ、サラミにビール。
エビは塩で、タラコはマヨネーズでいただく。
どれも素材の味が生きていて実に美味しい。

エビはカラを手で剥いていただくので、食べ終わると指先がエビの匂いですごい。
なので食べ終わった後、濡れナプキンで手を拭くのだがこれが気が利いている。
何がってこのナプキンにはレモンの強い香料が付いていて
拭くとエビの存在が消えレモンの香りの指になる。

この後別のバールでカフェオレ。
ホアンマは仕事へ、私たちは再びベナルマデナへ。
今夜はマラガ市内のイルミネーションなど見せていただくことに。

その2へ続く〜。

写真はこの日の地中海の朝。
電車。リハーサル。バールのエビちゃんなど。