先日アメリカから来日中の友人と、滞在している宿に近い渋谷で飲みました。
場所は道玄坂のかつてヤマハが入っていたビルの2階にある居酒屋チェーン店。
ヤマハ時代は1階、2階ともヤマハの店舗でしたが
今は1階は自転車屋、2階は居酒屋。
2階に上がるエスカレーターが昔のまんまだったのでびっくりしました。
この居酒屋、初めてなんだけどそんなに高くないし味もまあまあ。
会計済ませて帰るときはビルの通用階段なんだけどこれまたここにいた時と全く同じ。
また行ってもいいなあと思ったりして。
別の日、教室が移転した渋谷公園通りに行くと
教室が入っているビルの向かいにその居酒屋チェーン店があるではないか。
今まで気づきませんでした。
その日のレッスン終わった後、生徒さんたちとそのお店に行ったのでした。。
はい映画。
「誰よりも狙われた男」
今年2月に急逝した俳優、フィリップ・シーモア・ホフマン主演の遺作。
物語が静かに展開するスパイ物。
昨年観た同じ原作者のスパイ映画「裏切りのサーカス」
がホントによかったので今作も期待して観に行った。
ドイツ、ハンブルグを舞台にしたあたりいいなと思った。
ほとんどボーダレスのヨーロッパで、
トルコ系移民も多いドイツは
イスラム過激派をめぐるこの物語の舞台としてしっくりくる気がした。
スパイ物の面白さはトム・クルーズや
マット・デイモンの映画ばかりにあるわけではない。
「裏切りのサーカス」の時も思ったけど、誰が裏切るかとか、
抱えている機密事項の事案がどう展開するかってことも面白さに繋がるけど
主人公や周囲の人間臭さを感じられると映画の魅力が増すと思う。
良いも悪いも人間だもの。。(みつお風...)
純情な女性弁護士
(レイチェル・マクアダムス→かわいいぞ「アバウト・タイム」もおすすめ)
と不法入国したまじめなチェチェン人。
策略に長けた諜報部員たち。
主役のシーモア・ホフマン、渋いし人間臭い。
このご時世珍しいけどやたらタバコを吸うシーンが多い。
吸わなきゃやってられない感じがでてるし、タバコを吸う表情もバラエティー。
惜しい俳優を亡くしたと思う。
善悪だけでは捉えきれないスパイ物。味方が味方を裏切るのも当たり前。
それぞれの思惑は緊張感持って衝撃的な結末へ向かう。
最終シーン、好きだなあ。。