猿、いや、さる10月3日にブラジル音楽専門Big Bandの
「Orquestra Sambador Oriente」
(オルケストラサンバドールオチエンチ、長いのでO.S.Oで)
のライブがありました。
雨にもかかわらず大勢のお客様に会場の銀座TACTへ足を運んでいただき
メンバー一同心から感謝した次第です。
このバンドもうすぐ3年経つんだけど、
ここにきてやっと何かサウンドの方向が見えてきたような気がする。
3年というのは短くはないよなあ...。
てことは、そんなに時間がかかってしまったのは私の責任でもあり...。
確かに自分もどうゆうふうにやったらいいんだろうと悩むことは多かったわけで...。
毎回、このバンドのライブは楽しいんだけどもっと楽しくなるには
音楽的に何かしら進化していかないといけない。
でもその割にはそのスピードはゆっくりかもねえ。
グチっているわけではありませんよ。
むしろこれから楽しみだなあと。
次回のO.S.Oのライブは年末12月28日です。
ぜひのお越しを。
あと、自分のコンボもやらないと。。。
写真は先日のライブの模様と、来週からの東北ツアーのチラシです。
こちらもよろしくお願いいたします。
はい映画。
「アイアン・スカイ」
第二次世界大戦で敗北したナチスが実は月の裏側に逃亡し、
ここで世代交代をしつつ武力増強し、世界に反撃の機会をうかがっている。
あ、もうここで相当おかしな話でしょ?
これはスペースバトル政治スキャンダルブラックコメディ超B級終末映画。
なんだかわかんないけど。。。
いろんなパロディーが満載らしく私にわかったのはホンの一部。
アメリカだけでなくいくつかの国の映画製作者がタッグを組んでできた映画だけど
アメリカの政治、政治家だけではなく国民性をそーとーシニカルに描いているあたりは
製作の中心となっているアメリカの懐の深さを感じる。
でもシニカルな視点も最後には国に関係なく
人間の利己主義がぶつかり合うあたりを描いていて、
誰がこの映画を観てもチョイと痛いようになっている。
月で生まれ育ったナチスが大戦中に行った事実を知らず、
その甘美な理想だけを教えられ純粋培養される教材に
チャップリンのホントは2時間ある「独裁者」を
すごく短く編集したものを使っているってのは何やら笑えないなあと。
つまり情報操作することで事実が歪んで伝えられるってのは
このご時世感じる事だよなあってね。
この映画、作りはけっこうこだわりがあるようです。
低予算で作られたと聞いたけど立派なモンです。
誰が観ても楽しめる映画ではないです。
でも私には超B級の香りがする印象深い映画でした。