2011年6月24日金曜日

熱帯夜と「バビロンの陽光」


梅雨だってのに東京はここ2,3日猛暑でございます。
昨夜はついに熱帯夜になったようですな。
昨夏はスーパー熱帯夜などという言葉も聞きました。
なんなんだよ、スーパーって、スーパー銭湯じゃねーのかよ、
と汗だくになりながらニュースに突っ込みを入れておりました。
さて今年の夏は安らかに、いや快適に眠れるかどうか...。

写真は夕方の空。
ヘボ写メラマンなので上手には撮れませんがキレイだったなあ〜。
下向いて歩くより上向いて歩いた方がいいですな。。

はい映画。
「バビロンの陽光」
フセイン政権崩壊数週間後のイラクを舞台にした物語。
映画といってもリアルなストーリー。
アラの見えるロードムービーかと思ったけど、
実に丁寧に作られているように思いました。
政権崩壊後に祖母とともに未だ会った事のない父を探すクルド人少年。
かつてクルド人たちを殺す事を強いられた元兵士の心の傷。
ついに精神がもたなくなった祖母。つらい結末。
現実的なストーリーが映画の枠を超えて心に訴えかけてきます。
同じく少年が父を捜す旅を描いた「セントラルステーション」と真逆。
重いです。
でも庶民として登場する人物たちは温かい。救われます。
楽しい、感動的な映画ではありませんがおすすめしたいなと。