先日、渋谷のとある牛丼チェーン店でのこと。
昼の混雑した店内で牛丼を食べていたら、
隣のオッサンが食事を終えたらしく立ち上がった。
私は気にせず牛丼を食べていた。
気がつくと立ってたオッサンはなにげなくそのまま店外へ!
え、ええ〜、あのオッサンお金払ったっけ?
食い逃げでございます。
だって伝票そこにそのままだし〜。
キビシいこのご時世。人にはいろんな事情があるのは痛い程わかる。
でもオッサン、いつかお金払いに来いよと思いつつ
なにやら複雑な心境で牛丼をかっ込んだのだった。
はい映画。
「エリックを探して」
ケン・ローチ監督のホノボノ映画。
この監督の作品は2作ほど観たけど、どちらもやりきれない気持ちになった。
スウィートシックスティーンと麦の穂をゆらす風。
どちらもホントいい映画です。おすすめします。でもハッピーな気持ちにはなれない。
でも今回観た「エリックを探して」は
ダメオヤジが自分の在り方を見つめ直し仲間たちの力を借りて立ち直るって話。
ハッピーになれます!
ワタス的にはエリック・カントナのかつてのゴールシーンが一番ワクワクした。
あ、カントナが出てます。
俳優としては何本目になるのかわからないけど、
以前「エリザベス」で中世の騎士の役で観た。
この映画はそれまで観た2本と同じく人の深い心情を
人や社会との絆を通して描いているけど
作品のインパクトとしてはライトコメディーなのでちょっと軽いかも。
それでも社会の問題をからめているしハッピーエンドの先の不安も覚える。
なのでありえない設定の映画とはいえ現実の生活感を感じる。
ゴールシーンも印象的だけど最後のいろんな物をブチ壊すシーンも印象的。
丁寧にできているし楽しめる作品です。